黒部川流域は、年平均降水量が約4,000mmという我が国ではまれにみる多雨地帯であり、しかも河川の勾配が平均約1/40と急流であるため、早くから水力電源の宝庫として注目され、昭和2年完成の柳河原発電所(H4年10月運転停止、新柳河原発電所H5年4月運転開始)をかわきりに、逐次奥地へと開発が進み、昭和36年には黒部川第四発電所が一部運転開始されました。 そして、黒部ダムの完成により流量の年間調整が可能となり、新黒部川第三・第二発電所・音沢発電所と建設されるいっぽうで、遠隔地からの監視制御化(発電所の無人化)も進められ、現在では最下流に位置する新愛本制御所から全発電所がコントロールされています。
発電された年間約26億kwh(※1 一般家庭に換算して約70万戸が1年間に使用する電力量)の電気は、主に関西方面へ送電されるほか、北陸電力を通じて地元の皆さまへも送電されています。
黒部峡谷は、洪水、雪崩等、自然災害の発生しやすい環境にあり、日頃から、所員は発電所等の保守補修に努めております。なかでも平成7年7月の水害では、大量の土砂により甚大な被害をうけましたが約2年6ヶ月にもおよぶ懸命な作業によりほぼ復旧が完了しました。 |
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